【SusHi Tech Tokyo 2026】出展ブース情報まとめ 4月27日~29日、東京ビッグサイトで開催
アジア最大級のグローバルイノベーションカンファレンスであるSusHi Tech Tokyo 2026が、2026年4月27日から29日の3日間にかけて東京ビッグサイトで開催されます。本記事では、出展情報の各社のリリースや報道発表をもとに、ブースの情報をお伝えします。
※「MICE TIMES ONLINE」はSusHi Tech Tokyo 2026のメディアパートナーです。
イベント概要はこちらからご覧ください
https://micetimes.jp/sushi-tech-tokyo-2026/

関西パビリオンで見るカーボンクレジットの最前線|AIとデータで支える創出・管理の仕組み
SusHi Tech Tokyo 2026では、関西エリアのスタートアップや企業が集まる関西パビリオンが設けられ、環境やエネルギー分野の技術が横断的に紹介されます。なかでもカーボンクレジットに関する展示は、脱炭素の実装を支える領域として位置づけられており、創出から管理までのプロセスをデジタルで支える取り組みが示されます。制度面だけでは見えにくい「どのように削減量を証明するのか」という部分に踏み込み、来場者が実務の流れを理解できる構成です。出店場所は、オールジャパンエコシステムエリア(東京ビッグサイト 西展示棟西1・2ホール)です。
クレアトゥラが示すMRVとトレーサビリティの実装
パビリオン内で紹介される取り組みの一つが、クレアトゥラによるカーボンクレジット基盤です。同社はAIと衛星データを活用し、削減量の計測・報告・検証を行うMRV技術を提供しています。水田の水管理によるメタン削減を対象とした「LynxAWD」では、現場負担を抑えながら排出量の算定を行い、削減効果の裏付けをデータで示します。また「Lynx Connect」では、J-クレジット創出に関わる複数の主体をつなぎ、プロセス全体を可視化します。関西パビリオンでは、こうした技術がどのように実装されるかを具体的に確認できます。

ANOBAKA|投資先4社が並ぶコミュニティハブ型ブースの見どころ
ANOBAKAは、SusHi Tech Tokyo 2026にブース出展し、同社が運営するコミュニティハブ「ANOBASHO」に入居する投資先4社を紹介します。展示を行うのは、働く女性向けコミュニティSNS「CORE」を展開する株式会社CORE、生成AIと3Dモデル技術を活用したキャラクター動画制作に取り組む株式会社AI Impulse、共有地図アプリ「LivMap」を手がける株式会社はんぽさき、AIでデューデリジェンス業務の効率化を支援する株式会社Herixです。1社単独の製品紹介ではなく、VCであるANOBAKAがどのような領域のスタートアップに投資し、どのような事業群を育てているのかをまとめて見られる構成になっています。ブースの見どころは、コミュニティ、生成AI、位置情報、投資支援SaaSという異なる分野の4社が一つの場に並ぶ点です。スタートアップ支援の広がりと、ANOBASHOを基点にしたネットワークの輪郭が伝わる展示として捉えられます。

ICOMA|ロボティクスモビリティと体験型展示で見るフィジカルAI開発の現場
ICOMAは、ロボティクスモビリティやプロトタイプ開発を軸に、フィジカルAIの実装領域を提示します。ブースでは、小型電動モビリティ「tatamo!」をはじめとしたプロダクト群を通じて、ハードウェアとソフトウェアを横断した開発の考え方を示します。単なる製品展示ではなく、企画から試作、検証までを一体で捉える開発プロセスが軸に置かれており、センサーやAIを組み込んだインタラクション設計の実例を確認できる構成です。

試乗とワークショップで追う開発プロセスの実際
ブースでは体験型コンテンツも用意され、開発中のモビリティの試乗や、小型車両を使ったラジコン体験、カプセルトイの組み立てなどが展開されます。これらは単なる来場者向けのアトラクションではなく、プロダクトがどのように改善を重ねていくのかを段階的に理解するための設計です。試作と検証を繰り返す「TOYBOXプロセス」を体験として提示することで、フィジカルAI領域における開発の流れを具体的に捉えられる内容となっています。

Start2 Group|ドイツ発スタートアップ9社が集結するグローバル連携ブースの見どころ
Start2 Groupは、ドイツ政府のスタートアップ支援プログラム「German Accelerator」を背景に、ドイツ発スタートアップ9社を集めたパビリオンを展開します。展示の軸は、個社のプロダクト紹介ではなく、ドイツのスタートアップエコシステム全体を一体として提示する点にあります。「Startup Germany」という枠組みのもと、AIや先端技術領域の企業群を横断的に紹介し、日本企業や投資家との接点をつくる構成です。国単位での支援体制や成長環境を含めて捉えられる点に、このブースの特徴があります。
パネルディスカッションで探る日独スタートアップ連携の実務
ブースでは、日本とドイツの産業連携をテーマにしたパネルディスカッションも実施されます。AIの実装における課題や、国境を越えた協業の進め方など、実務に踏み込んだ内容が議論される予定です。展示とセッションを組み合わせることで、技術理解に加えて具体的な連携のイメージを持てる構成になっています。会場は東京ビッグサイト西ホール内のStartup Germanyパビリオンです。

エアロネクスト|知財×ドローン技術で描く空のインフラと物流の実装モデル
エアロネクストは、産業用ドローンの独自技術と知財戦略を軸に、空のインフラ構築に向けた取り組みを提示します。ブースでは、機体構造設計技術「4D GRAVITY®」をはじめとする特許ポートフォリオと、それを基盤に展開するライセンスビジネスの全体像を紹介します。単なる技術展示ではなく、特許を起点に事業を組み立てるIP経営の考え方が示されており、物流領域でのドローン活用をどのように社会実装していくかが軸となっています。さらに、新スマート物流「SkyHub®」の事例を通じて、陸上輸送とドローンを組み合わせた物流網の再構築や、地域課題への対応まで含めた構想を確認できます。ブースはオールジャパンエコシステムエリア「C-751」です。

NanoFrontier|ナノ材料で切り込む環境・エネルギー課題と研究開発の高度化
NanoFrontierは、東北大学で培われたナノ粒子技術を基盤に、環境・エネルギー・情報インフラ領域の課題解決に向けた材料技術を提示します。ブースでは、PFASによる水質汚染をリアルタイムで検知する技術や、レアメタルに依存しない次世代蓄電池材料、データセンターの省エネルギー化を支える高熱伝導ナノ流体などを紹介し、材料レベルから社会実装につなげる取り組みを示します。また、AIやシミュレーションを活用した研究開発プロセスの高度化にも踏み込み、試行錯誤型の実験を効率化する仕組みまで含めて提示される構成です。ブースは西1ホールのオールジャパン・エコシステムエリア内、東北パビリオン(C-700)に位置します。

渋谷区|スタートアップ支援と交流イベントで広がる都市型エコシステムの見どころ
渋谷区は、スタートアップ支援と協業機会の創出をテーマにブースを展開します。ブースでは、渋谷での起業や事業展開に関する相談機能を設けるとともに、区が支援するスタートアップ9社が日替わりで出展し、それぞれの取り組みを紹介します。あわせて、スタートアップや企業、投資家が交流する「Hack the Future: Shibuya Networking Party」も開催され、ブースでの展示と連動したネットワーキングの場が用意されています。都市としての支援施策とコミュニティ形成を一体で提示する構成となっており、エコシステムの実態を具体的に捉えられる内容です。ブースはオールジャパンエコシステムエリア内「C-805」に位置します。

ムービーズ|全天候型×マップレス自動運転で見るロボットタクシー実装の現在地
ムービーズは、自動運転技術とロボットタクシーの社会実装に向けた取り組みを提示します。ブースでは、雪や雨、逆光といった環境変化に対応するセンサーフュージョン技術と、HDマップへの依存を抑えたマップレス自動運転の仕組みを紹介し、都市部だけでなく地方や複雑な道路環境でも導入可能なモビリティの考え方を示します。あわせて、各地で進めてきた実証実験の成果を通じて、研究段階にとどまらない実用化への進捗を確認できる構成です。さらに会場外では、東京臨海部での試乗体験も連動して実施され、アプリによる配車から乗車までの一連の流れを体験できる点が特徴です。自動運転を「技術」ではなく「サービス」として捉えたときの実装イメージが具体的に見えてくる内容です。

岩谷技研|宇宙遊覧フライトの実機展示で伝える成層圏ビジネスの現在地
岩谷技研は、未来体験パビリオンで、商用化を目指す宇宙遊覧フライトに使用する2名乗りキャビン「T10-Earther」を展示します。会場に置かれるのは、2024年7月の高高度飛行試験で高度20,816メートルに到達した実機で、来場者はキャビンの試乗体験も通じて、気球による成層圏遊覧をより具体的に捉えられます。ブースの見どころは、宇宙関連技術を将来像として語るのではなく、実機展示によって事業化の現実味を示している点です。あわせて、同社が進める「OPEN UNIVERSE PROJECT」の記者発表も予定されており、宇宙産業を共創で広げていく構想まで含めて確認できる内容です。会場は東京ビッグサイト西展示棟4階、西4ホールの未来体験パビリオン内です。

VISIONOID|動物型ロボット「FOX」が歩き対話するフィジカルAI体験の見どころ
VISIONOIDは、自社開発の動物型ロボット「FOX」を軸に、フィジカルAIによる新しいコミュニケーション体験を提示します。ブースでは、AIによる自然対話と高精度なモーション制御を組み合わせたアニマロイドが、会場内を実際に歩きながら来場者と会話を行い、単なる展示物ではなく“存在するロボット”としての体験を提供します。エンターテインメント領域で培った技術を基盤に、人とテクノロジーが共存する環境をどのように設計できるかを示す構成で、将来的にはテーマパークや都市空間、家庭内での活用までを見据えた展開が読み取れます。展示は未来体験パビリオン内で行われ、ビジネスデイには会場内の回遊、パブリックデイにはトークショーも実施されます。

東急株式会社|Fortniteと連動した渋谷まちづくり体験で示す都市開発の新しい接点
東急株式会社は、SusHi Tech Tokyo 2026において、人気ゲーム「Fortnite」と連動した体験型コンテンツを通じて、渋谷のまちづくりを新しい形で提示します。ブースでは、東急が進める都市開発の取り組みをバーチャル空間上で再現し、来場者がゲームを通じて街の構造や機能に触れられる構成です。現実の都市とデジタル空間を接続することで、若年層やグローバルユーザーとの接点を広げる狙いがあり、まちづくりを「体験」として届けるアプローチが軸になっています。単なるプロモーションではなく、都市開発とエンターテインメントを融合させた新しいコミュニケーション設計として整理されており、リアルとバーチャルを横断した都市価値の伝え方を具体的に捉えられる内容です。

東京建物|八重洲・日本橋・京橋エリアの価値を体感する都市再生の取り組み
東京建物は、八重洲・日本橋・京橋(YNK)エリアで進めてきたまちづくりを横断的に紹介します。ブースでは「食」「イノベーション」「カルチャー」「リジェネレーション」を軸に、都市の魅力をどのように高めてきたかを具体例とともに示し、個別施設ではなくエリア全体で価値を生み出す考え方を伝えます。街区同士をつなぎながら人の流れや滞在の質を引き上げていく取り組みが見えてきて、都市開発を面で捉える視点が理解しやすくなっています。ブースは西展示棟4階の西4ホール「Future Experience」エリアに位置します。
サリバテック|唾液検査で可視化するがんリスクとヘルスケアの新しい入口
サリバテックは、唾液を用いたがんリスク検査サービスを軸に、日常の中で健康状態を把握する新しいアプローチを提示します。ブースでは、常温での検体輸送を可能にした検査キットの仕組みや、簡便な採取方法を紹介し、医療機関に依存しないスクリーニングの可能性を伝えます。採血を必要としない点や自宅で完結するフローにより、検査への心理的・物理的なハードルを下げる設計が特徴で、早期発見につなげる入口としての役割が見えてきます。医療と日常生活の距離をどう縮めるかという視点から、ヘルスケアの新しい選択肢を考えるきっかけとなる内容です。ブースは西展示棟「西-2」エリア内、小間番号D-1053に位置します。

日本電気株式会社(NEC)|生成AIと都市データで描くスマートシティの実装イメージ
日本電気株式会社は、生成AIと都市データを組み合わせたスマートシティの取り組みを提示します。ブースでは、人流データや映像解析、各種センサーから得られる情報を統合し、都市運営やサービス改善にどう活かすかを具体的に紹介します。生成AIを活用した意思決定支援や、行政・企業が連携するデータ基盤の考え方に触れられる点が特徴で、単なる技術紹介ではなく実装を前提とした運用イメージが見えてきます。あわせて、安心・安全や回遊性向上といった都市課題に対し、データを起点にどう対応していくかが整理されており、スマートシティを現実のサービスとして捉え直せる内容です。ブースは西展示棟「西-2」エリア内、小間番号D-1054です。

ツクリエ|コンテンツ領域スタートアップ支援とグローバル展開をつなぐ共創拠点の見どころ
株式会社ツクリエは、コンテンツ産業に特化したスタートアップ支援とグローバル展開の取り組みを提示します。ブースでは、東京都から受託運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)を軸に、入居スタートアップの紹介や、海外展開支援プログラム「IntoGlobal」、クリエイター育成や3DCG制作環境の提供など、事業創出から海外展開までを一体で支える仕組みが示されます。個別のプロダクトではなく、コンテンツIPを世界に届けるための支援体制そのものが主題となっており、日本発コンテンツの価値をどのように広げていくかが具体的に見えてきます。あわせて、エンタメ分野のスタートアップや投資家が集まるミートアップなどの連動企画も展開されます。

PETcision|犬のがん検査を変えるAI×リキッドバイオプシーの医療アプローチ
PETcisionは、AI・リキッドバイオプシー・次世代シーケンシング(NGS)を組み合わせた犬向けがん検査サービス「PETcision Guard」を軸に、ペット医療における精密医療の取り組みを提示します。ブースでは、血液検査による早期発見や疾患モニタリング、診療判断の支援といった活用イメージを紹介し、従来の対症療法中心の診療からデータに基づく医療への移行を示します。台湾発スタートアップとして日本市場での連携拡大も視野に入れており、獣医療関係者や投資家との接点づくりもテーマの一つです。展示はTaiwan Pavilion内で行われます。

ミヨオーガニック(MiYO ORGANIC)|使い捨てを見直すサステナブルアメニティと循環型プロダクトの提案
株式会社ミヨオーガニックは、環境配慮型アメニティと循環型社会に向けたプロダクトを軸に、ライフスタイル領域でのサステナビリティの実装を提示します。ブースでは、竹製歯ブラシなどのオーガニック素材を用いた製品群に加え、「アメニティは使い捨てではなくギフト」という考え方を体験として伝える取り組みを紹介し、ホテルや日常生活における消費のあり方を見直す視点を示します。あわせて、オープンイノベーション拠点「STATION Ai」との連携による限定ノベルティ配布も行われ、単なる製品展示にとどまらず、共創を通じた価値づくりまで含めて提案されます。

Cell-En|廃棄物を電力に変える微生物発電装置とオフグリッド活用の提案
Cell-Enは、食品廃棄物や農業廃棄物をエネルギー源として活用する微生物発電装置を出展し、廃棄物問題とエネルギー問題を同時に捉える技術を紹介します。ブースでは、発電コアを固相化する独自技術によって発電量を高めた微生物発電装置を公開し、地域ごとに単離した微生物を使いながらエネルギーの地産地消を目指す考え方を示します。加えて、移動可能なオフグリッド型装置としての活用も打ち出しており、災害時やインフラが限られる場所での利用も視野に入っています。展示はFocus onのResilienceエリアとStartupエリアの2か所で行われます。

サグリ|衛星データ×AIで農業と環境課題に向き合うアグリテック
サグリは、衛星データとAIを活用した農業DXと環境領域のソリューションを軸に、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを提示します。ブースでは、耕作放棄地の検出や作物の種類判別、農地のマッチング、さらには農地単位でのカーボントレーサビリティを可視化するサービス群を紹介し、農業と環境課題を同時に扱う技術の広がりを示します。単一のプロダクトではなく、衛星データ解析を基盤に複数のサービスを展開している点が特徴で、農地管理から脱炭素までを一体で捉えるアプローチが見えてきます。


