アジア太平洋循環型都市フォーラム2026(APCC 2026)サーキュラーエコノミーの最前線を体感する3日間・9月2日~4日、パシフィコ横浜で開催 6月3日から参加登録を開始
横浜市は、環境と経済が両立する循環型都市の実現に向けた新しい国際会議である「アジア太平洋循環型都市フォーラム2026(Asia-Pacific Circular Cities Forum, APCC-Forum)」の参加登録を6月3日に開始しました。本フォーラムはパシフィコ横浜ノースで9月2日~4日に開催されます。サーキュラーエコノミーに取り組む企業や行政関係者をはじめ、広く一般の参加を受け付けています。

環境と経済が両立する都市の未来を議論する国際フォーラム
アジア太平洋循環型都市フォーラム2026は、横浜市とイクレイ日本が共同で主催する国際会議です。アジア太平洋地域における循環型都市移行への道筋をテーマに設定し、都市の結束と具体的な行動を議論します。日程は9月2日から4日までの3日間。初日は海外からの招へい都市に向けた視察ツアーが組まれています。2日目となる3日は、都市や国際機関のリーダーによるオープニングセッションやプレナリーセッションが行われます。ここではアジア太平洋地域の特徴を踏まえた循環型都市への移行の道筋が話し合われます。さらに、ごみゼロを目指すゼロウェイスト都市に向けた実践セッションも企画されています。
最終日の4日には、循環経済の国際トレンドや公民連携の可能性を議論するビジネスセクターやファイナンスに関するセッションが行われます。アジア太平洋特有の課題に対応するための資源循環インフラや資金動員についても話し合われます。また、都市間連携やユースセッションに加えて、アジア循環型都市宣言制度に関する議論の場が設けられます。宣言都市の取組状況の発表のほか、国や国際機関との連携に向けた政策提言などを議論します。
会場では企業や自治体によるポスターセッションや交流スペースが設置され、参加者間のネットワーキングを促進します。グリーンエクスポ2027を見据えた情報発信も予定されています。参加費は無料で、特設ウェブサイトから事前登録を行うことで参加が可能です。対面での開催に加え、一部のセッションは後日アーカイブ動画が配信されます。

開催概要
名称:アジア太平洋循環型都市フォーラム2026(Asia-Pacific Circular Cities Forum 2026)
テーマ:アジア太平洋地域における循環型都市移行への道筋 ~都市の結束と具体行動をGREEN×EXPO 2027とその先へ~
日程:2026年9月2日(水)・3日(木)・4日(金)※9月2日(水)は、海外都市関係者向けのエクスカーションを実施
会場:パシフィコ横浜ノース
主催:横浜市、一般社団法人イクレイ日本
参加費:無料(事前登録制)
言語:英語 ※セッションにより、日英同時通訳あり/日本語のみのセッションあり
公式Webサイト https://apcc.city.yokohama.lg.jp/index.html
※参加登録も公式Webサイトから行えます

前身となるアジアスマートシティ会議2025を振り返ります
新しいフォーラムの基盤となっているのが、アジアスマートシティ会議(ASCC)。昨年は2025年11月25日から27日にかけてパシフィコ横浜ノースで開催された第14回アジアスマートシティ会議が行われました。環境にやさしい循環型社会に向けてというテーマのもとで開催され、52の都市や機関から延べ2000名を超える参加者が集まりました。

会議では、都市が直面する廃棄物問題や脱炭素化の課題について、15のセッションに100名以上の専門家が登壇して議論を交わしました。主要な成果として、アジアにおける循環型都市の推進を目的としたアジア循環型都市宣言制度の創設が発表され、横浜市が第1号都市として署名しました。この制度には令和8年5月末現在で26都市が署名しており、新しいフォーラムへの展開に繋がっています。参加都市を対象とした事前のアンケート調査でも、サーキュラーエコノミーに関する関心が最も高く、各都市が抱える課題解決への意欲が示されました。

会場内では45者が展示ブースを構え、海外の都市関係者と日本の企業との間で活発な意見交換が行われました。個別商談を含むビジネス交流は1000件を超え、多様なステークホルダー間の交流が実現しました。また、会議の3日目には都市インフラ施設見学会が実施され、参加者は大成建設技術センターでのゼロエネルギービルディング実証棟や、東京ガス横浜テクノステーションでのメタネーション実証実験などを視察しました。日本の最新技術や脱炭素へのアプローチを実際のインフラ施設で学ぶ機会となりました。
イベントの運営自体にも持続可能な手法が取り入れられました。本来廃棄される予定だった廃材を会場装飾に活用し、提供する飲料にはリサイクル可能な紙容器を使用するなど、徹底した環境配慮が行われました。2025年の会議で構築された知見の共有や人的ネットワークは、2026年に開催されるアジア太平洋循環型都市フォーラムへと引き継がれています。

産学官の知見を結集し具体的な行動へ繋げる重要な機会
2026年9月に開催されるアジア太平洋循環型都市フォーラムは、前身であるアジアスマートシティ会議で培われた国際的なネットワークと知見をさらに発展させる場です。サーキュラーエコノミーの第一線で活躍するリーダーが横浜に集い、具体的な行動計画や政策提言を策定する重要な役割を担います。環境問題に関心を持つ企業や市民にとって、循環型社会の構築に向けた最前線の議論に触れる貴重な機会となるでしょう。